ウィッグって、理想の髪型に気軽に変身出来て良いですよね♪(*’▽’)
人間だけでなく、リカちゃんなどのドールにも様々なウィッグがあります!
でも、なかなか「これだ!」という髪型やカラーが見つからないとき、ありますよね~。
私も同じでした!好きなキャラクターを再現したいのに、良いのが見つからなくて…(>_<)
そのため、色々と調べ自作に挑戦してみることにしました!
自己流の作り方をまとめましたので、早速ご覧ください♪
※ヘッドのみの画像が出てきますので、苦手な方はご注意ください。
ちなみに、リカちゃんのヘアを全て抜いて綺麗にする方法はタグガン植毛の記事に記載されています。
ウィッグネットの作り方
まずはヘアを植え付けるウィッグネットを作ります。
※ウィッグネットを購入された場合は、こちらの項目は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
最終的な型紙はコチラ♪ 頭頂部パーツと、側頭部パーツに分かれています。


頭頂部は「5.3cm×2.5cmの長方形内に入る二等辺三角形」で、側頭部は「半径2cmの半円」です。
この型紙は、服と同じように、頭にラップ+テープを巻き、それをカットして型紙を作りました。





ただ試作段階ではまだゆとりがあったので、改良して頭にピタッと密着するようにしました!
★必要な材料
・ストッキング
100均ストッキングで複数個作れます。私は伝線してしまったものを使いました(笑)
生地をきちんと購入する場合は、「パワーネット」という生地が適しているそうです。
・手縫い用の糸
出来れば伸縮性のあるレジロンという糸が良いと思いますが、なければ普通の糸で十分です♪
色は縫い付けるヘア、もしくはストッキングの肌色に合わせると目立ちにくくなります。
・ソフトゴム
今回は100均の4コール、幅3.5mmのゴムを使用しましたが、幅はもう少し細い方が良いと思います(2~3mm程度)。
・ほつれ止め
無くても作れますが、切れ端が丈夫になるのでオススメです。
その他手縫いに必要な針やハサミをご用意ください(*’▽’)
それでは、作り方をご紹介します♪
①型紙に合わせてストッキングをカットし、ほつれ止め液を塗る。
5mm程度の縫い代をつけてカットします(水性のチャコペンで型紙のラインを引いています)。

ただし③の作業をする場合は、側頭部のカーブのラインのみ3mm程度の短めの縫い代にしてください。
ただ忘れても、後で気付いたときにカットすれば良いので大丈夫です(笑)
二等辺三角形の頭頂部パーツを1枚、半円形の側頭部パーツを2枚ご用意ください。
染み込みやすいほつれ止めは、下にティッシュを引けばある程度吸い取ってくれるのでオススメです。


②頭頂部と側頭部のパーツを縫い付ける。
画像のピンクのラインの部分で、頭頂部と側頭部のパーツを縫い付けます。


伸縮性のあるレジロン糸なら「なみ縫い」でOKですが、普通の糸の場合は伸縮性が出る「半返し縫い」で縫います。
カーブの部分が難しいので、待ち針で細かく仮止めした方が縫いやすいです。

縫ったらこんな感じです! ウィッグネットは殆どがヘアで隠れるので、縫い目は雑でも大丈夫です(笑)
③縫い代を始末する。
やらなくてもいい工程ですが、やっておくと後でヘアを縫い付けやすいです。
縫い代を、折り伏せ縫いの折らないバージョン(笑)で綺麗にします。
①で短くした縫い代に、頭頂部パーツの長い方の縫い代を被せて、半返し縫いで側頭部に縫い付けます。

縫い代が目立たなくなりました♪
④ソフトゴムを縫い付ける。
ネットの伸縮性の強化のためにソフトゴムを使用します。
3cmのソフトゴムを2本用意し、両端を画像の場所に、左右に縫い付けます。



これで、丈夫なウィッグネットになりました♪
⑤ふちを折って縫う。
最後に型紙のラインに合わせてふちを折り、半返し縫いで縫い付けます。
④で付けたゴムに被せて塗ってほしいのですが、ゴムを一緒に縫わないようにご注意ください。
一般的なズボンの腰のゴムのように、縫って作った空間の中をゴムが通っているイメージです♪
難しい場合はゴムと一緒に縫ってもいいのですが、その場合は手で伸ばしながら縫ってください。
伸ばさないで縫い付けてしまうと、伸縮性が無くなってしまいます(>_<)
⑥ウィッグネットの完成!
完成しました! 頭にピチッとはめることが出来れば成功です。




これでウィッグの土台が出来ました♪
ウィッグネットへ髪の毛を縫い付ける方法
★必要な材料
・ウェフティング
画像のようにドール用のヘアが糸で綺麗にまとめられ、繋がっているものです。

最後はお湯パーマやアイロンで髪を整えるため、必ず耐熱のものをご用意ください。
必要な量ですが、ストレートロングのウィッグは、1mのウェフティングを使い切らないぐらいでした。
様々なカラーや長さがあり、また巻き毛のものもあって選ぶのが楽しいですよ(*’▽’)
・手縫い用の糸
ウィッグネットと同じく、伸縮性のあるレジロン糸が望ましいですが、手縫い用の糸でもOKです。
頭皮もしくは髪の毛と同じ色だと目立ちにくいです。
・ウィッグネット
ウェフティングを縫い付ける土台です。ネットでも購入できます♪
リカちゃんの頭囲は11.5cmなので、4.5インチサイズのものが良いと思います。
・発泡スチロールボール or リカちゃんヘッド
ウィッグネットへウェフティングを縫い付けるときに使用します。

お湯パーマをして乾かす際にも使えるので、発泡スチロールボールがあれば便利です♪
無くてもリカちゃんのヘッドがあれば大丈夫です。
・糸通し or 細い針金
つむじの穴にウェフティングの束を通すときに使います。
結構な力がかかるので、100均の糸通しだと壊れてしまうこともありました(>_<)
そのため、細い針金等があるとより良いと思います♪
あとは手縫いに必要な針や、必要に応じてチャコペンなどをご用意ください(‘∀‘)
それでは、縫い付け方をご紹介していきます!
①つむじの位置と、ウェフティングを縫い付けるラインを決める。
発泡スチロールボールでもリカちゃんヘッドでも良いので、ウィッグネットを被せて、待ち針で固定します。

そしてつむじの位置を決め、それを中心に同心円状に縫い付けるラインを決めます。
今回はストレートの髪型のウィッグを作るので、お借りした下の画像をご参照ください♪
PARABOX 様 カスタム講座よりお借りいたしました
ツインテールなどの髪を結んだウィッグについては後述の項目を見ていただき、縫うラインを決めてくださいね。
②決めたラインにウェフティングを縫いつける。
最も外周の襟足から、ウェフティングを下向きにして縫い付けていきます。
伸びない糸を使用する場合は、半返し縫いで縫ってくださいね。

どんどんつむじまで縫い進めてください♪
つむじの最も近い円まで縫えたら、次の項目へ進んでくださいね。
③つむじを作る
つむじの近くまで縫えたら、つむじの部分のウィッグネットに穴を開けます。


そして、つむじの穴に通すウェフティングの束を作ります。
10~20cmほどにウェフティングを切り、ぐるぐると渦巻き状に巻いて輪ゴム等でまとめます。
この束が太いほど縫い目が目立たないウィッグになりますが、穴に通すのが大変になります(笑)。
そして外側から糸通しの針金部分をつむじの穴入れ、針金に束を通し、外側へ引っ張り出します!


通せたら、今度は抜けないように外側を輪ゴム等で仮留めします。


そして内側で、束を巻いたとおりにぐるぐると縫い付けます♪

この際、発泡スチロールボールやリカちゃんヘッドに逆向きで被せて縫うと綺麗に縫えます。
縫えたらウィッグをひっくり返して、つむじの完成です。

完成まであと少しです!
④アイロンやお湯パーマでつむじやヘアを整える
つむじの束を上から見て360°均等に広がるように、アイロンで根元を押さえつけます。
購入されたウェフティングの耐熱温度をご確認いただきながら行ってください。
また、タグガン植毛の時と同じようにお湯パーマを行い、髪型を整えます。
⑤完成!
ストレートロングのウィッグが完成しました!


いかがでしょうか? 簡単に着脱できるので、いくつか作って髪を替えるのも楽しいですよ♪
ちなみにズレやすい場合は、両面テープで留めるのがオススメです。
また、色移りしないよう、遊ぶとき以外はウィッグは外しておいた方が良いと思います(≧▽≦)
髪を結んだウィッグの作り方 ~分け目や生え際~
・分け目の作り方
髪を結んだウィッグは、分け目を作る必要があります。
分け目のラインを決めたら、ウェフティングを2列、分け目に並行に縫い付けます。
この時ウェフティングの向きは、分け目に向かって左右からぶつかるようにしてください。
そして下の画像のように各毛束を、1つずつ交差させて分け目をつくります。

1つずつ毛束をとるのは大変なので、濡れた布巾で髪を湿らせながらやるのがオススメです♪
・生え際の作り方
生え際を見せたい部分のウィッグネットの内側のふちに、ウェフティングを外側に向かって縫い付けます。

そのまま根元を入れてウェフティングのヘアを一緒に束ねてお湯パーマ等で固定すればOKです♪

この分け目と生え際の作り方も組み合わせて、好きな髪型を作ってみてくださいね♪
まとめ
リカちゃんのウィッグは、想像よりも簡単に、少額で作ることができました!
自分でウィッグを作れば、そのパターンは無限大です(≧▽≦)
好きなキャラクターの再現をしても楽しいかも…✧˖°
お洋服やシーンに合わせて、お好きな髪型でオシャレさせてあげてくださいね♪
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